2008年7月6日日曜日

物価は高くない

 人は、総合的な判断はできない。広い視野は持っていない。それどころか、人のイメージは集中固執の性質がある。続ければ続けるほど、その支配が広まっていく。だからこそ、集中力が産まれるのだ。

 食料品、石油、身の回りの品々を見る。値上がりが激しい。生活費に占める食費、住居費、エネルギー費用の比率を見る。様々な国や地域と比較する。それを批評するのはいい。

 しかし、テレビ、パソコン、携帯電話、化粧品、ファッション、車や高速鉄道、保険や医療費、水や安全、明日の保証などを見て欲しい。これらを世界の国や地域と、同じように比べて欲しい。わが国の例えば、食料やエネルギーを買い入れている地域では、私たちと同じ生活を実現していくためには、どのくらいを支払っているだろうか。私たちの階級は、彼らのどこに当たるのだろうか。”いくらお金を払っても追いつかない”という事はないだろうか。

 だから、ずるい。目的に合った都合のいい比較なのだ。

 水や電気の確保、暴力や略奪からの回避、明日や10日後の安否でなく、10年後の生活を心配していることが、どれほど高価で、贅沢な物かを感じられないでいる。世界基準から見れば、もっと高いお金を払ってもいいんじゃないか。
 それを払わないで済んでいることが、どういう事なのか。誰がそれをもらっていないのか、考えてみたい。

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