2009年4月14日火曜日

杜の始末

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都市の杜の始末
街中の社の樹が伐られた。住宅の真ん中に鬱そうとした杜。薄暗く、鳥のたまり場。風のざわめきはうるさく、舞い散る落ち葉は風情よりイライラの元、大風に落とされる小枝は傍若無人で遠慮なく、飛び立ち舞い戻る鳥は、近くに立ち寄り排便を済ます。
だから、街中の杜は伐られた。街中の杜は迷惑で、街中の杜は嫌われた。特別なこと?
”環境問題”、って、生態系の自浄作用とヒトの繁殖との戦い、というとらえ方はどうだろう。循環とは、増えもせず減りもせず。つまり増える分だけ消えていく。それぞれに割り当てられた領域でくらし、境界線ではせめぎ合いのサインカーブを繰り返して、移動平均はゆるやかだ。

楽しみと哀しみもまた振幅を描き、つまるとことろ、満足の近似線を何処に描くか。どこから下を不満にして、どこから上で、まあこんなもんだろうか、とつぶやくか。
杜も人も、鳥や花も、嫌われたり愛されたりの気まぐれなサインカーブから目を離せない。しかし、移動平均は緩やかだ。

都市の森再生工房

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